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2016.07.25

メディア掲載記事

日刊自動車新聞にニコドライブについての記事が掲載されました。

マーケティングインフォメーションコミュニティ(MIC、増田信夫社長、横浜市都筑区)は、「ニコニコレンタカー」の直営6店舗に着脱できる手動式運転装置を導入した。足が不自由なドライバーの運転を可能にするもの。他社でも導入したケースもあるが、一部地域に限定。広い地域での導入はニコレンが初となる。足が不自由なドライバーは一般的に改造した車を所有するが、旅行先などでは対応できる車の確保が難しく、運転の機会を逸していた。ニコレンではそうしたニーズにも対応するため導入を決めた。バリアフリーなレンタカーサービスを提供し、より多くのドライバーが運転できる環境を整備する。(村上 貴規)

旅行先の利用を想定
広い範囲の導入は全国初

CS向上と社会貢献

 ニコレンでは「生活レンタカー」をキーワードに、街中にあるガソリンスタンドの併設した店舗として開設することで事業を拡大してきた。生活の一部として利用できるレンタカーであるとともに、顧客満足(CS)向上にも注力している。今回の導入はCS向上の一環でもあり、「社会貢献に向けた取り組みとしても進めていける」とニコレン直営事業部の脇坂耕平氏は意義を説明する。

先行してサービスを開始した6店舗は、本社の近くに構える新横浜店を除いて、新千歳や成田、長崎、福岡、鹿児島と空港にある店舗を選択。「ユーザーが旅行など遠くに出かけた時を想定」(同)観光需要への対応を図ることが狙い。

 ただ、導入から10日時点では予約や問い合わせはまだないという。そもそも、手動式に限ると条件が付いた免許を保有するドライバーは全国に約20万人。少数派である上に、着脱式の手動運転装置の存在が知られていないのが実情だ。

HPなど使い広くアピール

 そのため手始めに、積極的な認知活動に取り組んでいく。ホームページ(HP)やメディアでの宣伝活動に加えて、まだ検討段階としているが、旅行会社とタッグを組んでPRにも乗り出す計画だ。例えば、旅行会社が開設するバリアフリーで楽しめる旅行の特集サイトにバリアフリーレンタカーの掲載を依頼するなどだ。「広くアピールする方法を模索していきたい」(同)と意気込む。

裾野拡大へ無償で

料金設定に関しては「利用のすそ野を広げる」(同)ことを第一に無償での提供を開始した。料金がハードルとなって利用を躊躇(ちゅうちょ)することを防ぐ。

 同社では当面の間は、直営6店舗での利用実績をつくる方針。利便性やニーズをつかみ、フランチャイズ加盟店にも広げることを検討する。

取材当日(15日)までの利用は0件だったが、取材後に初めてのユーザーが来店した。健常者の家族と来店後、設置方法や使用方法を確認した。交代しながらの運転を予定していたという。初回は手動式運転装置での運転を見送ることとなったが、今週も予約が入ったという。家族の話では「運転装置があれば、父が一人で外出できるようになる」ことが、再度の予約につながったそうだ。

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