2019年12月16日発売
2019年11月25日、トヨタは新型ワゴン「グランエース」を発表しました。(発売は2019年12月16日)既に10月の東京モーターショーで初公開されており、10月末より受注がスタートしています。
グランエースは、既存の大型ミニバン、アルファード/ヴェルファイアを超える多人数乗用車で、主に宿泊業・観光業における送迎や要人の移動等、ビジネス利用向きのモデルとなります。
注目ポイント
①全長5mを超えるフルサイズ
ボディサイズは全長5,300mm、全幅1,970mm、全高1,990mm、ホイールベース3,210mmとアルファードを大きく上回っています。駆動方式は、一般のミニバンが前輪駆動なのに対してグランエースは商用車がベースとなるため、後輪駆動になり、車内の広さを確保しています。
②室内のバリエーションは2タイプ
グレード「G」は4列8人乗り仕様で2列目が「エグゼクティブパワーシート」、3列目が手動式の「リラックスキャプテンシート」、4列目は、ワンタッチで座面が跳ね上がるチップアップシート(60:40分割)ととなります。
グレード「Premium」は列6人乗り仕様で2、3列目が「エグゼクティブパワーシート」になります。両タイプ共に各列2人ずつ席になります。
③走行性能
パワートレーンは、2.8Lクリーンディーゼルエンジンである1GD-FTV型と6速オートマチックトランスミッションが搭載され、非常に重いボディを滑らかに加速させ、低回転での巡航走行を実現しています。
リアの足回りに新開発のサスペンションを採用し、高剛性ボディーや徹底した防振・遮音対策と相まって、高級車らしい乗り心地と優れた操縦安定性を実現しています。
キャビン内の静粛性においても追及しており、徹底した振動、遮音対策などをおこなっています。
最小回転半径は、5.6mを実現しており、フルサイズワゴンながら細い路地に入る時やUターン時、車庫入れや縦列駐車時の取り回しが軽快に行えます。
④先進装備が充実
プリクラッシュセーフティ(昼夜の歩行者、昼間の自転車運転者も対象に衝突回避を支援)を採用した予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が全車標準装備されています。
このほか、踏み間違えをブレーキでサポートする「インテリジェントクリアランスソナー」、見えにくい後方の車両を検知して運転をアシストする「ブラインドスポットモニター」、後方から接近する車両を検知して、衝突被害の軽減に寄与する「リヤクロストラフィックオートブレーキ」、「パノラミックビューモニター」、「デジタルインナーミラー」なども全車標準装備となります。