車の形やタイプを分類して「SUV」や「1BOX」などで呼ぶことがあります。実は、違いがよく分からなかったり、間違って認識されている場合もあります。ボディ形状に関しては、各メーカーによって違いはほどんどありませんので形状ごとに覚えておきましょう。また、車のタイプを「ボックス」で表現をすることもありますので合わせて整理しておきましょう。
車の分類1・・・ボディ形状
①セダン
ボディ形状の中で最もベーシックなタイプエンジンルーム・居住スペース・トランクで構成されている。 3BOXとも言われる。
例:クラウン(トヨタ)、スカイライン(日産)等
②ハードトップ
窓枠ないスタイル。全体的に車高が低めでスポーティな車種が多い。 オープンカーの屋根を覆った金属制の幌もハードトップと呼ぶ。ハードトップモデルは減少してきている。
例:グロリア(日産)、マークⅡ(トヨタ)等
③クーペ
スポーツカーの殆どが当てはまる形状。車高が低く、後部座席が狭い。 (2シーターのモデルが多い)※RX-8(マツダ)は「4ドアクーペ」
例:86(トヨタ)、フェアレディZ (日産)
④オープン
屋根(ルーフ)を持たない形状。 種類も多く、幌タイプ・金属製の取り外すタイプ・屋根の一部だけが脱着、・格納出来るもの等がある。
例:ロードスター(マツダ)、コペン (ダイハツ)等
⑤ステーションワゴン
セダンのトランクルームを屋根まで引上げ、居住空間と収納スペースを1つの空間で共有する形状。
例:カローラフィールダー(トヨタ)、レヴォーグ(スバル)等
⑥ハッチバック
トランクを廃止して上下に開くハッチを持つことで、一定のラッゲジスペースも 作ることが出来るコンパクトに最適な形状。
例:ヴィッツ(トヨタ)、ノート(日産)等
⑦ミニバン
居住スペースの大きさと高い実用性を合わせ持つ形状。 現在の市場で最も人気が高い形状。
例:アルファード(トヨタ)、セレナ(日産)等
⑧SUV
スポーツユーティリティービークルを略してSUV。 車高が高く、悪路の走破性、また、シティユースを考慮し、アレンジを加えた車。
例:ランドクルーザー(トヨタ)、フォレスター(スバル)等
⑨ピックアップ
国内では、商業用に多く使用される屋根のない荷台付トラック。 居住スペースは荷台によって制限される。
例:ハイラックス(トヨタ)、トライトン(三菱)等
車の分類2・・・ボックス
1BOX・・・居住空間のみ
2BOX・・・居住スペース+トランクスペース
3BOX・・・エンジンルーム+居住空間+トランクスペース
1.5BOX・・・エンジンルームを0.5、居住スペースを1と考える1.5BOXもある
※番外編
欧州では、A~Eセグメントで分類しています。下記の表は、分類する場合の目安となっているものです。