前年同月比10.3%減、低調傾向継続
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した2月の新車販売台数は、前年比10.3%減、430,185台と5ヶ月連続でマイナスとなりました。(表1)
前年同月比を下回っているのは、消費税増税後2019年10月から5ヶ月連続となり、この5ヶ月間は二桁の減少率が続きました。この時期は例年、年度末とあって需要が高まる時期ですが、景気の先行き不安に加え、新型コロナウィルスの拡大により生産や商談などにも影響することが予想されます。
2月の登録車は前年同月10.7%減少の268,302台で5ヶ月連続の前年割れとなりました。
11月5日に発売となった新型車のトヨタ「ライズ」がSUVとしては初となる2ヶ月首位となりました。2位は、トヨタ「カローラ」抜いて日産「ノート」が浮上し、3位にトヨタ「カローラ」となっております。2月14日の新型が発売となったホンダ「フィット」は前年の120%を超え、7位まで浮上しました。一方、2月10日に発売となったトヨタ「ヤリス」は22位でした。フィット、ヤリスともに量販モデルのため、販売が本格化する3月以降、順位を上げるてくることが予想されます。
軽自動車は、前年同月比9.6%減の161,883台で登録車同様、5ヶ月連続前年割れとなりました。
ホンダ「N-BOX」は、前月同様、前年同月比を下回ったものの、首位を維持しています。1月に生産が再開となったホンダ「N-WGN」が6位まで順位を上げ、販売台数も1万台を超えてました。1月20日に新型が発売となったスズキ「ハスラー」、スズキ「エブリィW」が前年同月を上回り、スズキ「アルト」が横ばいとなりましたがその他の車種は大幅減少となっております。