前年同月比一桁マイナスに留まるもコロナの影響はこれから?
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した3月の新車販売台数は、前年同月比9.3%減、581,438台と6ヶ月連続でマイナスとなりました。(表1)
前年同月比を下回るのは消費税増税後6ヶ月連続となりましたが、2月までは毎月二桁マイナスだったのに対して3月は一桁マイナスに留まりました。
但しこれは、「登録台数」となりますので新車のように注文から登録まで時間を有する場合、タイムラグがありますのでコロナウィルスの影響が本格的に出てくるのはこれからだと予想されます。
3月の登録車は前年同月比10.2%減少の374,955台で6ヶ月連続の前年割れとなりました。
乗用車のランキングでは1~4位まで比較的最近にモデルチェンジやニューモデルとして発売された車種が目立ちました。(表2)
特にホンダ「フィット」、トヨタ「ヤリス」の量産モデルは先月記載しましたが販売の本格化によりランキングが上昇しました。
軽自動車は、前年同月比7.6%減の206,483台で登録車同様、6ヶ月連続前年割れとなりました。
ホンダ「N-BOX」は、4ヶ月連続首位となっていますが前年同月比では16.4%減となっております。前年同月比で台数を伸ばしたのは1月に生産が再開となったホンダ「N-WGN」と1月20日に新型が発売となったスズキ「ハスラー」の2車種に留まっています。