仕事用の車というイメージしかない「商用バン」が今、一般ユーザーの方にも人気となっています。その理由は、第2回目といわれるキャンプブームが関係しています。
第1ブームは1990年台ごろといわれていますが第2ブームはこの10年、堅調に成長しており、コロナ禍になってから更に人気が加速しています。
キャンプといえば「オフロード」「4WD」「SUV」「キャンピングカー」などの車にまつわるキーワードが想い浮かびます。車種では言えば、ランドクルーザーやプラドであったりエクストレイル、パジェロ、デリカD5、ピックアップのランドクルーザーやハイラックスなどが代表的な車種になりますが、最近では「車中泊」「1人キャンプ」などの需要から車種においても変化が見られます。
特にキャンプで使用する目的で「商用車」の人気が高まってきています。人気の理由は積載性、燃費の良さ、長距離運転向き、頑丈さ、維持費の安さ、シンプルな構造のため故障に強い、ベース車が乗用車より比較的安価で手に入るなどがあげられます。
最近ではショッピングモールでも商用車ベースのキャンピング仕様車が展示されており、より注目度が高まっています。
トヨタ
【ハイエース】
手軽にカスタマイズでき、キャンピングカーほどの装備はいらないけれど、快適な車中泊は楽しみたい…。といったな人におすすめです。
【タウンエース】
ハイエースより1周り小ぶりですが積載が十分ありながら小さい分、小回りが効きやすいことに加え、車両価格も安く抑えられるため人気が高まっています。
【プロボックス】
「営業車」の代表的な車種ですがやはり積載量と長距離走行にも向いている点、荷台スペースが車中泊に適していることから1人キャンプで人気になってます。
日産
【NV350キャラバン】
ハイエースと同じような大きさとなりますがNV350も人気が上がっています。トヨタと同じくメーカーからキャンプ仕様が出てきています。
ホンダ
【N-VAN】
昨今の「1人キャンプ」ブームで人気、様々なオプション設定も用意されています。
スズキ
【エブリィ】
以前から一人キャンプで人気があるエブリィですが最近はレトロにカスタムするのが流行のようです。他にも車高をあげてオフロード仕様にしたりとカスタムの種類が豊富なのも特徴です。エブリィ用タープキットや2段ベットセットなどグッズが出ています。
マツダ
【ボンゴバン】
やはり室内が大きくて壊れない、取り回ししやすいといったところが人気の理由ですが他にも取り回しの良さなどがあげられます。またこのボンゴをカスタムするのも流行っています。
2020年5月に自社開発のボンゴバンが生産終了となっているのも人気なのかもしれません。