軽自動車、2009年以来の低水準に。。。
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した8月の新車登録台数は、前年同月比2.1%減、319,697台と2ヶ月連続マイナスとなっています。（表1）
8月は登録車がプラスでしたが軽自動車が8月単月としては2009年以来の低水準だったことから総合台数では10ヶ月ぶりに前年割れした7月から2ヶ月連続で前年同月を割る結果となりました。
去年の8月はもっとも新車登録が落ち込んだ5月から徐々に減少幅が縮まり、回復傾向が見え始めていました。
1月頃から「半導体不足」が示唆され始め、加えてコロナ禍によるアジア諸国の部品調達の停滞が本格化、7月から影響が顕著に現れ生産への影響が更に広がってきています。
登録車に関しては前年同月比4.4%増となっていますがトヨタ自動車は、グローバルで大幅な生産調整を予定していることから9月の新車登録台数に影響がありそうです。
8月の登録車は前年同月比4.4%プラスの206,568台で5ヶ月連続前年超えとなっています。
登録車ランキングでは15位中、10台がトヨタ車がランクインしており、トヨタの一人勝ち状態が続いています。
1位のトヨタ「ヤリス」は14ヶ月連続首位をキープ、2位はトヨタ「ルーミー」においても年明けから8ヶ月連続ランクインとなっています。3位のトヨタ「アクア」は7月19日に新型モデルが発表、7月の5位から更に浮上しています。4位の日産「ノート」は8月から販売開始となった「ノートオーラ」の後押しもあり、7月の9位から大きく順位を上げています。
8月の軽自動車は前年同月比12.0%減少の113,129台で3ヶ月連続前年同月割れとなっています。
1位のホンダ「N-BOX」は21ヶ月連続首位を維持しているものの前年同月8.9%減となっています。2位のスズキ「スペーシア」、3位のダイハツ「タント」が二桁の減少、8位の日産「ルークス」、10位スズキ「アルト」、11位のホンダ「N-WGN」、12位の日産「デイズ」、14位の「ジムニー」が大幅な減少となっています。6位のスズキ「ワゴンR」は8月末に「ワゴンRスマイル」を発表したばかりですが先月12位から大きく順位を上げています。
