先進安全技術「自動ブレーキ」メーカー別比較!
国内ではすでに2021年11月以降に新規で発売されるモデル(車種)に関して「自動ブレーキ」が義務化されており、軽自動車~高級車まで安全装備が充実しています。
現在では新車はもちろん、中古車の購入を考えたときにこの「自動ブレーキ」がついているかどうか判断基準にする方も多いようです。
「自動ブレーキ」とは各メディアなどで称されることが多いですがここでは「衝突被害軽減ブレーキ」のことを指します。
衝突被害軽減ブレーキとは?
障害物(人やモノ)を自動車に搭載されたレーダーやカメラから得た情報をコンピューターによって解析され、ドライバーに対して警告やブレーキの補助操作を行うシステムです。
この「衝突被害軽減ブレーキ」は予防安全と衝突安全の間に位置するシステムですでに1991年から研究されてきました。日本では2008年5月にスバル「レガシィ」に搭載された「アイサイト(ver1)」が国土交通省の認可され、高速運転時にも作動する機能としては「世界初」でしたが高価な装備だったこともあり知名度も低い状態が続きました。2010年4月に開発・発表された「アイサイト(ver2)」から宣伝活動や価格を約10万円の設定になったことで搭載率が非常に高くなり人気となりました。
メーカー毎の名称と機能
自動ブレーキと言っても各メーカーで名称や機能の違いがあります。この記事ではカタログでわかる範囲でまとめていますので実際の機能については、各販売店で試乗などして確かめて頂くことをおすすめ致します。
検知方式の違い
自動ブレーキと言っても上記の表のように検知センサーの方式がメーカーなどによっても様々です。近年ではそれぞれのデメリットを補うようなに各センサーを組み合わせて精度がより高まっていますが各センサーの基本的な違い)をご紹介しますので車選び、安全装備選びにお役立て頂ければと思います。
カメラ方式
見た目にも安全装備装備がついているかすぐに分かるのがカメラ方式です。フロントガラスの上部、ルームミラーの裏側に設置されています。基本的な仕組みは画像を認識し大きさや種類、距離などを算出するために使われています。メリットは物体を正確に認識する精度が高い点、デメリットは直射日光や悪天候などでは機能しないという点です。
ミリ波レーダー方式
ミリ波という電波を利用して検知する方式で距離に強みがあります。デメリットとしてはカメラに比べ物体の識別がカメラに比べ低い点やコストが高い点です。ここ数年でレーダーの技術が進み歩行者の検知まで可能になっています。