2024年2月15日発売
2023年12月21日、三菱自動車は2023年7月からタイで販売している「トライトン」を12年ぶりに日本に導入することを発表、2024年2月15日から発売されます。
「トライトン」はタイで生産が行われ北米などを除くほぼ全世界に輸出される世界戦略車として位置付けられるピックアアップトラックです。起源は1978年に発売された「フォルテ」で1986年「ストラーダ」、2005年「トライトン」と国内では車名が変更されていますが海外では「L200」として事実上同一車種とされています。
注目ポイント
①エクステリア
フロントには三菱のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用、立体的なグリルとフェンダーからつながる力強い造形とプロテクターなどでタフなイメージを強調、リヤは十分な荷台サイズを確保し、サイドから続く張りのある面を後端まで回しています。
ボディカラーは、新色の「ヤマブキオレンジメタリック」「ブレードシルバーメタリック」を含め6色、「GSR」はフロントグリルをボディ同色にドアミラー、フロントバンパーガーニッシュ、ドアハンドルなどをブラックに、フロント、サイド、リヤの各アンダーガードはダークチタニウムとなっています。
②インテリア
インパネは走行時の車体姿勢の変化をつかみやすい水平基調で乗員を保護するためのソフトパットを要所に採用、ステアリングホイール、グリップ、ドアハンドル類は握り心地や逞しさを追求するなど「MITSUBISHI TOUCH(三菱タッチ)」という考え方に基づいてデザインとなっています。
③走行性能
2ステージターボチャージャーを搭載した新開発2.4L クリーンディーゼルターボエンジンは、最高出力150kW、最大トルク470N・mを発揮、パワフルな加速フィーリングと低中速からレスポンス良く立ち上がる豊かなトルクを実現しています。
悪路に強いラダーフレームを新設計、断面を大型化するとともに高張力鋼板を多用することで高剛性化、ハイテン鋼の採用比率を大幅に増加させて重量増を最小限に抑えています。
新設計のサスペンションは、フロントはダブルウィッシュボーン式、リヤはリーフスプリング式を採用しています。
4WDシステムは、『パジェロ』譲りの三菱自動車独自のSS4-IIシステムを採用、4WDモードに対応する7つのドライブモードは「NORMAL」モードをはじめ、2Hには経済性を重視した「ECO」、4Hに「GRAVEL(未舗装路)」と「SNOW(氷雪路)」、4HLcにトラクション性能を引き出す「MUD(泥濘)」と「SAND(砂地)」、4LLcには「ROCK(岩場)」モードが設定されます。
④安全性能
全方位で高い衝突安全性を確保する衝突エネルギーを吸収する高エネルギー吸収構造と高耐力キャビン構造を組み合わせた三菱自動車独自の衝突安全強化ボディRISE(ライズ)が採用されています。
運転支援機能「e-Assist」では先行車の加速・減速に追従走行し、設定した車間距離を保ちながら走行するレーダークルーズコントロールシステム[ACC]をはじめとした9つの機能を搭載されています。