ダイハツの不正の影響大!!
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した1月の新車登録台数は、前年同月比12.4%減、334,838台で17ヶ月ぶりにマイナスとなっています。(表1)
ダイハツの不正発覚によって12月下旬から出荷停止に加え認証不正事案の拡大によって国内工場の稼働見合わせとなったことから納車の先送りや注文キャンセルが相次ぎ、販売減少となり4割弱(37.4%)まで減少しました。2月は更に減少する可能性も出てきています。
また、ダイハツのOEM先にも影響は波及しており、トヨタでは「ルーミー」「ライズ」の販売が減少、スバルにおいても大幅に販売台数が減少しました。
1月の登録車は前年同月比5.5%減の216,626台で13ヶ月ぶりにマイナスとなっています。
登録車ランキングではトヨタ車が15位中、9車種を占めており12月より1車種減っていますがダイハツの不正問題があるにもかかわらずトヨタ車の強さを感じられます。
1~4位までトヨタ車が占めておりますがランキングに変化が出てきています。1位はトヨタ「カローラ」が13ヶ月に首位へ、2位は12ヶ月連続で首位をキープしていたトヨタ「ヤリス」が順位を下げています。
12月4位だったトヨタ「ルーミー」は21位まで順位を落としています。
1月の軽自動車は前年同月比22.8%減の117,912台で2ヶ月連続マイナスとなっています。
ダイハツの不正発覚によりダイハツ車に影響があったこともちろんのこと、軽自動車の数字にも大きく影響しました。
1位のホンダ「N-BOX」は20ヶ月連続首位を維持していますが台数は前年同月比88.1%と前年割れとなっています。2位は前月3位から順位を上げスズキ「スペーシア」がランクイン、3位のスズキ「ハスラー」も前月から順位を上げています。
12月2位であったダイハツ「タント」は8位まで順位を下げ台数は前年同月比33.8%まで減少しています。その他、ダイハツ「タフト」「ムーヴ」においても大幅に順位、台数を落としています。