2023年、ニューモデルの投入や人気車種のフルモデルチェンジがあった一方で生産終了(予定)したモデルも多くありました。
近年、環境規制の強化や電気自動車(EV)の普及に伴い自動車業界は大きな転換期を迎え、様々な理由で生産や販売状況に影響し、ひっそりと生産終了(する)となった車種を紹介しています。
①トヨタ「カムリ」
1980年にセリカのセダン(セリカカムリ)として登場したカムリは通算10代目となる歴史の長いモデルですが国内では2023年12月をもって生産終了となりました。
海外モデルはフルモデルチェンジをし11代目も販売を継続、海外専売車種となります。
②マツダ「CX-8」
デビューからわずか6年、こちらも2023年12月下旬で生産終了となっています。ただ、後継モデル「CX-80」のデビューが控えていますので実質はモデルチェンジに伴う車名変更といった位置づけです。
③マツダ 「MAZDA6」
2024年1月19日に2024年4月中旬に国内モデルの生産終了予定を発表しています。もともとは2002年5月に登場したミッドサイズセダン「アテンザ」で以降、2度もモデルチェンジがありました。
今後、セダンは「MAZDA3」が引き継がれるためとされていますがクリーンディーゼルを搭載する貴重なミドルセダンがなくなってしまいます。
④ホンダ「Honda e」
2020年8月にデビューしたEVモデル「Honda e」がわずか3年、2024年1月をもって生産終了となります。
「Honda e」は、初となる量産型EVでS2000以来となる後輪駆動車でしたが年間販売目標台数は国内で年間1000台に対して累計1800台弱と販売的に苦戦していました。
⑤三菱自動車「RVR」
2024年2月14日の「日本経済新聞」で2024年4月をめどに生産を終了すると発表されています。なお、海外モデルはフルモデルチェンジして4代目も販売は継続、海外専売車となります。
「RVR」は1991年2月にデビュー、現行は3代目となり、各社がSUVを投入して同車種の売れ行きが低迷、規制対応の開発コストを回収できる見通しが立たなくなったことが理由です。