しかし、新車需要は停滞傾向か。。。
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した6月の新車登録台数は、前年同月比4.9%減、373,599台で6ヶ月連続でにマイナスとなっています。(表1)
6月の新車はダイハツがロッキー・ライズのHEVを除く全車種が生産・出荷を再開していますがデータ試験の不備によりトヨタ(ヤリスクロス・カローラアクシオ・フィールダー)、マツダ(マツダ2・ロードスターRF)の5車種が6月中の生産・出荷を停止となっています。
7月以降はダイハツとマツダが生産・出荷を再開したことで販売台数が伸びる予想がある一方でトヨタの3車種が生産・出荷停止が継続されることや物価上昇による個人消費の弱さが目立っていることから新車の大幅な回復は期待し難いと思われます。
6月の登録車は前年同月比2.4%減の241,561台、6ヶ月連続でマイナスとなっています。
登録車ランキングでは5月同様、ランキングに変動はあるもののトヨタ車が15位中、10車種となっています。
1位はトヨタ「カローラ」が3ヶ月ぶりに首位に返り咲いており、台数においても前年同月112.0%となっています。2位のトヨタ「ヤリス」は6月3日に認証試験における不正行為が発覚し、生産と出荷を停止中により前年同月比68.8%と大幅に台数が減少しています。5位のトヨタ「ルーミー」はダイハツによる生産・出荷が再開したことで前年同月比311.0%の回復となっています。
6月の軽自動車は前年同月比0.7%減の132,038台で7ヶ月連続マイナスとなっていますがダイハツの生産・出荷再開により減少幅は非常に小さくなっています。
1位は、ホンダ「N-BOX」が首位を奪還、台数は前年同月を上回る104.8%となっています。5月首位となったスズキ「スペーシア」は6月2位となりましたが前年同月比137.4%の台数となっています。