コロナ前の40万台レベルにまで回復!!
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した10月の新車登録台数は、前年同月比1.2%増の402,310台で2ヶ月連続でプラスとなりました。(表1)
認証不正問題を受け、停止していた車種の生産・出荷が再開したことで流通台数が改善、人気車種を中心とした受注残が捌けたことで台数増加に繋がりました。
メーカー別ではトヨタが+8.5%、ホンダが+7.2%、スズキが+19.8%、ダイハツが+16.9%、一方前年割ったのスバルが-13.6%と新型車効果が落ち着いた感が出ています。
10月の登録車は前年同月比6.6%増の259,132台、2ヶ月連続でプラスとなりました。
登録車ランキングでは人気車種のヤリス・クロスなど販売を再開、人気車種の受注残の改善されたこともあり、15位中11車種がランクインとなっています。
1位はトヨタ「ヤリス」が2ヶ月連続首位を維持、6~9月上旬までトヨタ「ヤリス・クロス」が生産停止が解除され、登録が進んだことで前年同月比105.7%の販売台数となっています。2位のトヨタ「カローラ」は2ヶ月連続でランクイン、前年同月比125.8%、4位にはトヨタ「ライズ」が9月7位から順位を上げ前年同月比181.7%と大幅に台数が増加しました。
10月の軽自動車は前年同月比7.3%減の143,178台で3ヶ月連続でマイナスとなっています。
軽自動車はリバウンド消費が一巡したと見られ前年割れしている車種が大幅に増加しており、ランキング15位中、8車種が前年割れとなっています。
1~4位までは4ヶ月連続、同じランキングとなっており、1位のホンダ「N-BOX」が5ヶ月連続で首位を維持していますが前年同月比73.3%減少、9月下旬に追加となった「「N-BOX JOY」の効果は、出ていません。2位のスズキ「スペーシア」は9月中旬に「スペーシア ギア」の追加効果もあり前年同月比150.8%と好調、3位のダイハツ「タント」は10月に一部改良があり、全体で約5%値上げした影響もあり、前年同月比67.2%と大幅に台数が減少しました。