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【11月の国内新車販売台数動向】再び、前年割れに。。。

義務化される安全装備対応遅れが影響か!?

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した11月の新車登録台数は、前年同月比5.2%減の389,529台で3ヶ月ぶりにマイナスとなりました。(表1)

概ね11月はトヨタ・ダイハツなどの認証試験不正による生産を停止していた車種の生産再開、人気車の受注残などから前年同月プラスが期待されていましたが登録車・軽自動車ともに前年実績割れとなっており、コロナ感染拡大前の水準を再び下回りました。

リバウンド消費が完全に落ち着いてしまったことや物価上昇に対して賃金上昇が鈍化していることから消費マインドの低下が高まっていることが販売低下に影響しているようです。

更に11月から新型車・既存モデルにもバックカメラ・バックセンサーが義務化されたことから一部車種で対応が遅れている点も台数鈍化に影響しているようです。

 

11月の登録車は前年同月比2.0%減の249,842台、3ヶ月ぶりにマイナスとなりました。

登録車ランキングでは15位中、11車種をトヨタ車が占めていますが前年同月比5.9%減となっています。1位はトヨタ「ヤリス」が3ヶ月連続首位を維持、2位のトヨタ「カローラ」も3ヶ月連続でランクイン、3位にはトヨタ「プリウス」が10月5位から浮上しました。トヨタ「ランドクルーザー」がトップ10入りとなっています。

 

11月の軽自動車は前年同月比10.5%減の139,687台で4ヶ月連続でマイナスとなっています。

1~3位までは3ヶ月連続、同じランキングとなっており、スーパーハイトワゴンの人気が強いです。

1位のホンダ「N-BOX」は6ヶ月連続で首位を維持していますが前年同月比85.5%と減少傾向が続いています。2位はスズキ「スペーシア」で「スペーシア ギア」の追加効果も継続しており前年同月比126.9%、ダイハツ「タント」は3位を維持していますが前年同月82.3%と二桁以上の前年割れとなっています。

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