回復幅は縮まったものの底堅い推移
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した6月の新車登録台数は、前年同月比5.2%増の393,160台で6ヶ月でプラスとなっています。(表1)

2025年1~4月まで前年同月比2ケタ成長が続きましたが5月は3.7%増加に留まったものの6月は微増ながら5.2%増まで回復しました。
2025年上半期の新車販売台数は10.2%増の2,345,444台と2年ぶりに前年実績を上回りました。昨年6月は、認証申請における追加不正行為の判明に伴い、一部車種の生産・出荷を停止していたダイハツがようやく生産・出荷を再開した直後とあって今年の6月は登録車と軽自動車ともにプラス、、一昨年の台数(2023年6月3902,719台)と比べても400台を超える増加となりました。
6月の登録車は前年同月比2.5%増の247,563台、6ヶ月連続でプラスとなっています。
登録車ランキングでは5月と同じく15位中、10車種をトヨタ車が占め6月においては1~6位までトヨタ車となりました。1位はトヨタ「ヤリス」が10ヶ月連続首位を維持していますが販売台数は98.0%と微減しています。2位には2ヶ月連続でトヨタ「ライズ」が前年同月比490.6%の台数となっており、前年のダイハツ問題の反動が大きかったと言えます。3位は前年同月比79.8%と減少ながらトヨタ「カローラ」が5月6位から順位を上げています。
6月の軽自動車は前年同月比10.3%増の145,597台で6ヶ月連続でプラスとなっています。
11ヶ月ぶりにランキング上位に変動が出ています。1位はホンダ「N-BOX」が13ヶ月連続で首位を維持、2位にはダイハツ「ムーヴ」がトップ3入りし前年同月比3524%、13,000台に迫る販売台数となり、前年のダイハツ問題の反動が大きかったと言えます。
