下落幅は縮小へ、秋以降新型車の影響は!?
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した9月の新車登録台数は、前年同月比2.4%減の428,214台3ヶ月連続前年割れとなりました。(表1)

7月に前年同月比がマイナスに転じ、8月は更に下落幅は拡大、9月は新型車の効果がある程度見られ下落幅は縮小しましたが消費の弱さが表面化しました。
秋から年末に向けて新型車の投入が多く発表されていることからプラスに転じる可能性はあります。ただ、食品などの値上げが3,000品目以上となっており、知らない間に増税されている、いわゆるステルス増税も多く実施されていることから消費マインドの更なる低下が予想されます。
9月の登録車は前年同月比3.3%減の265,391台、3ヶ月連続の前年割れとなっています。
登録車ランキングは15位中、11車種を占めており、8月から1車種増加しています。1~10位まで8月と同じ顔ぶれですが1位はトヨタ「ヤリス」が13ヶ月連続首位を維持、3位のトヨタ「ライズ」は前年同月比の2倍近い台数となっています。
9月の軽自動車は前年同月比0.9%微減の162,823台で3ヶ月連続の前年割れとなりました。
1~5位までは8月と同じ順位、1位のホンダ「N-BOX」は16ヶ月連続で首位となっていますが前年同月比87.0%と台数は減少、3位ダイハツ「ムーヴ」は新型の効果が大きく、前年同月の3倍以上の台数となっています。
