半導体や地震の影響が徐々に。。。
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した2月の新車登録台数は、前年同月比0.5%増、432,229台と5ヶ月連続にプラスとなっています。(表1)
2020年10月から5ヶ月連続前年同月比がプラスとなり、消費税増税後の水準を上回る台数まで回復してきましたが2月においては微増に留まりました。
2度目となる緊急事態宣言は延長となりましたが前回のような営業活動への影響は少ないと見れます。
一方で生産においては世界的な半導体による各メーカーの減産は、国内では日産「ノート」、ホンダ「フィット」、スバルにおいても減産を予定しています。加えて2月13日に福島県沖震源とする地震の影響により部品調達の生産影響が今後さらに強まる可能性が出ています。
2月の登録車は前年同月比2.2%減少の262,372台で5ヶ月ぶりに前年割れとなりました。
登録車ランキングでは、トヨタ車が7ヶ月連続で1~5位まで独占を維持、10位中8車種がトヨタ車となっています。
1位のトヨタ「ヤリス」は7ヶ月連続首位を維持、2位は9月にマイナーチェンジしタンクと統合したトヨタ「ルーミー」が更に台数を伸ばしています。3位は2ヶ月連続でトヨタ「アルファード」がランクインしました。7位は減産となっている12月にフルモデルチェンジした日産「ノート」となっています。
2月の軽自動車は、前年同月比5.0%増加の169,927台で5ヶ月連続前年超えとなっており、半導体などの影響は軽微であったと言えます。
1位のホンダ「N-BOX」は15ヶ月連続首位を維持しているものの前年同月を下回る台数に留まりました。
3位ダイハツ「タント」、5位ダイハツ「ムーヴ」、9位ダイハツ「ミラ」のダイハツ勢が2ヶ月連続前年割れ、7位の日産「デイズ」、12位ホンダ「N-WGN」は前年同月比では大幅減となっています。