2022年7月25日発売
2022年7月20日、日産自動車は「エクストレイル」のフルモデルチェンジを発表、7月25日から発売を開始しました。
「エクストレイル」は、SUVの先駆けとして2000年12月にデビュー、ミドルサイズの本格的なSUVに利便性の高い装備などで2001~2010年まで10年連続国内SUV販売台数1位を獲得するほどの人気でした。
今回、9年ぶり4代目となるフルモデルチェンジではガソリン車を廃止し、全グレードに「e-POWER」が搭載、電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を搭載、初代の「GT」以来のターボ設定などまったく新しい「SUV」となっています。
注目ポイント
①エクステリア
旧型(3代目)はフェンダーに丸みがあったのに対して新型(4代目)は、旧々型(2代目)のように水平基調が強められています。フロントグリルに加えヘッドランプは上段にポジションランプとターンランプ、下段にメインランプを配置した構造が採用されています。ボディサイズは3代目から全長が30mm短く、全幅は20mm大きく、全高は20mm低くなっています。
②インテリア
インテリアは、水平基調のデザインによって視認性や操作性も向上、センターコンソールは宙に浮かせたブリッジ構造を採用、シート素材はファブリックに加え、日産が独自で開発を行い初採用となる次世代シート素材「TailorFit™(テーラーフィット)」、タン色のナッパレザー、そしてスキーやマリンスポーツなどのアウトドアアクティビティに役立つセルクロス®を使用した防水シートの合計4種類が用意されています。
③「e-POWER」×「VCターボ」
全グレードに高出力モーターを搭載した第2世代「e-POWER」搭載、世界で初めて量産化に成功した可変圧縮比エンジン「VCターボ」を採用、力強さと静粛性を実現しています。
e-POWER車で初めて採用となる「e-Pedal Step」は、、アクセルペダルだけで車速を自在にコントロールできます。
④4WDの概念を変えるe-4ORCEの搭載
日産の電動化技術と4WD制御技術、シャシー制御技術を統合した、電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を新たに搭載、前後2基の高出力モーター、左右のブレーキを統合制御することで、4輪の駆動力を最適化し、雪道や山道の走破性に力を発揮します。
⑤安全装備
「360°セーフティーアシスト(全方位運転支援システム)」を採用、新たに「SOSコール1」、「アダプティブLEDヘッドライトシステム」が追加されています。
運転支援技術「プロパイロット」に「ナビリンク機能」が追加、駐車時にステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキのすべてを自動で制御する「プロパイロット パーキング」は縦列・並列駐車、車庫入れをサポートします。