前年同月比107.0%、「回復幅」縮小か!?
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した11月の新車登録台数は、前年同月比7.0%増、377,079台で3ヶ月連続でプラスとなっています。(表1)
9月から前年同月比プラスとなっていますが11月はもっとも回復幅が小さく7.0%増に留まっています。但し2021年の9・10月は大幅に新車台数が落ち込んだ時期だったことを考慮するとまだまだ半導体不足による供給遅延があるものの徐々に改善傾向にあると言えます。
11月の登録車は前年同月比1.0%増の221,541台で3ヶ月連続のプラスとなっています。
登録車のランキングではトヨタ車が15位中、9車種を占めシェア率は47.5%を占めています。
1位はトヨタ「ヤリス」が7ヶ月連続首位をキープ、前年同月比108.4%の販売台数となっています。2位には、10月6位から浮上した日産「ノート」がランクイン、前年同月比116.6%、3位には前月同様トヨタ「カローラ」となっていますが前年同月比74.7%と台数を落としています。4位トヨタ「シエンタ」は10月から順位を落としていますが前年同月比267.0%の販売台数を記録しています。
11月の軽自動車は前年同月比16.8%増の155,538台で3ヶ月連続のプラスとなっています。
1位はホンダ「N-BOX」が6ヶ月連続首位をキープ、前年同月比112.9%、17,474台の販売台数となっています。2~5位までは10月と同じ顔触れとなっており、4位のスズキ「スペーシア」が前年より微減となったもののそれ以外は10%前後のプラス台数とっています。一方、9位日産「ルークス」、13位スズキ「ジムニー」、14位日産「デイズ」は前年を大幅に割る台数となっています。