一方で出荷・生産停止継続、受注台数は鈍化傾向
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した7月の新車登録台数は、前年同月比6.9%増、405,174台で7ヶ月ぶりにプラスに転じました。(表1)
「データ試験の不備」に伴いトヨタ自動車のカローラ・アクシオ、フィールダー、ヤリスクロスが7月中の生産・出荷が停止となったものの、ダイハツの全車種が出荷・生産開始となったことで久しぶりに前年同月を上回りましたが7月29日からノア・ヴォクシー、RAV4、ハリアー、レクサスLMが国土交通省からの型式指定の不正に伴う7車種の是正命令が発せられ出荷停止となったことで新車販売が更に厳しくなる可能性が出てきています。
7月の登録車は前年同月比3.9%増の263,194台、7ヶ月ぶりのプラスとなりました。
登録車ランキングでは上記のトヨタ車出荷・停止があったものの、15位中10車種がランクインしています。
1位はトヨタ「カローラ」が2ヶ月連続で首位、台数は前年同月比114.3%とプラスになっています。2位のトヨタ「ヤリス」は前年同月比61.6%まで低下、3位のトヨタ「シエンタ」も前年同月比91.6%と割り込みました。8月以降は更に順位に変動がある可能性が出てきています。
7月の軽自動車は前年同月比12.9%増の141,980台で8ヶ月ぶりのプラスとなっています。
1~4位までは6月と同じランキングとなっています。1位は、ホンダ「N-BOX」が2ヶ月連続で首位を維持、台数は前年同月を下回る92.1%となっています。2位のスズキ「スペーシア」は6月に続き前年同月比130%超の台数、3位のダイハツ「タント」においても120%超え、9位のダイハツ「タフト」は270%を超える台数まで回復してきています。