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【7月の国内新車販売台数動向】7ヶ月ぶりに前年割れに。。。

受注鈍化傾向!?

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した7月の新車登録台数は、前年同月比3.6%減の390,516台で7ヶ月ぶりに前年割れとなりました。(表1)

前年の5月まではダイハツ認証申請における追加不正行為の判明に伴い、台数が激減しましたが6月から一部車種の生産・出荷を再開、7月は反動による増加効果は薄れ、日産・ホンダの納期長期化や商品切り替えによる受注停止なども影響しました。

販売現場からは物価上昇による「自動車」に対する消費マインドの低下もあり、受注が鈍化しているようです。その他のメーカーにおいても生産枠がすぐに埋まり、人気車種は新規に受注が取れない、需要に生産が追い付かないケースも出てきているようです。

 

7月の登録車は前年同月比4.2%減の252,196台、7ヶ月ぶりの前年割れとなっています。

登録車ランキングでは2ヶ月連続で15位中、10車種をトヨタ車が占め1~5位までトヨタ車が独占しました。1位はトヨタ「ヤリス」が11ヶ月連続首位を維持、販売台数も前年同月比119.7%、2位はトヨタ「カローラ」で台数が前年同月84.6%と減少しましたが再び浮上、3位にはトヨタ「ルーミー」が6月4位から浮上となりました。

 

7月の軽自動車は前年同月比2.6%減少の138,320台で登録車と同じく7ヶ月ぶりの前年割れとなりました。

1位はホンダ「N-BOX」が14ヶ月連続で首位を独走、前年同月とほぼ同じ台数となっており、「NOB JOY」の追加で販売台数の減少を食い止めていると感じられます。2位にはスズキ「スペーシア」が6月3位から浮上、台数も前年同月比112.1%を記録しています。3位には6月にフルモデルチェンジでスライドドアが採用となったダイハツ「ムーヴ」がランクイン、6月2位から順位を落としていますが前年同月の倍以上の台数となっています。

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