下落幅縮小、軽自動車は前年同月超えに
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した10月の新車登録台数は、前年同月比1.8%減の395,189台4ヶ月連続前年割れとなりました。(表1)

7月に前年同月比がマイナスに転じましたが徐々に「下落幅」は縮まっており、9月に投入された新型車の効果も見られ軽自動車は前年同月超えとなりました。
メーカー別ではマツダの減少がもっとも大きく前年同月比27%減、次いで日産が前年同月比22%減、三菱自動車が前年比18%減となっています。
一方でダイハツは認証不正発覚から初の新型車が好調で前年同月比27%増、スズキも前年同月比6%増となっています。
10月の登録車は前年同月比4.3%減の247,883台、4ヶ月連続の前年割れとなっています。
登録車ランキングは15位中、10車種となり9月から1車種減少していますが1~7位までトヨタ車となっています。
1位はトヨタ「ヤリス」が14ヶ月連続首位、トヨタ「カローラ」は4ヶ月2位を維持していますが前年同月比80.4%まで台数が減少しました。
10月の軽自動車は前年同月比2.9%増の147,306台で4ヶ月ぶりに増加となりました。
ランキングにも変化が出ており、1位には認証不正発覚から初めての新型車となるダイハツ「ムーヴ」が車種では実に6年ぶり、メーカーとしては2023年10月以来の首位となりました。
16ヶ月首位を維持していたホンダ「N-BOX」が4位に転落、前年同月比76.0%まで台数が減少しました。

