販売した車両の下取車や廃車依頼できた車が年式が古く、過走行、外装ボロボロ等を理由に安易に「廃車」にしていませんか?
日本国内では流通が厳しくとも海外では日本車の中古車は人気があります。その理由として、頑丈なことはもちろん、多走行で年式が古くてもしっかり走ること、日本で乗られていた車は状態が良いことなどが挙げられます。
どんな国に輸出されているの?
毎年多くの中古日本車が輸出されており、2018年は1,297,660台、2019年は1,326,597台が輸出されました。
どんな国に輸出されているのかというと、2018年の1位:UAE(アラブ首長国連邦)2位:ニュージーランド 3位:ロシア 4位チリ 5位南アフリカ共和国でした。
どんな車種が人気?
一般的にSUVやコンパクトカーが人気があります。その他、商用車(バン、トラック)の人気も非常に高いです。近年では軽自動車の輸出も目立ってきています。
具体的な車種は、①SUV ランドクルーザー(プラド含む)、ハリアー、ヴェゼルなど ②ミニバン アルファード、ヴェルファイア、エスティマ、ヴォクシー、セレナ、ステップワゴン ③コンパクト アクア、ヴィッツ、ノート、フィット、スイフト ④ハイブリッド プリウス 等トヨタを中心に日本でも人気のある車種が多いです。
ここでよくある間違いですが、基本的にどんな車でも輸出されます。但し、人気、不人気、関税の金額等によって車種による流通台数の差が非常に大きいです。
どんな装備が人気?
①サンルーフ ②ナビゲーション ③革シート(シートヒーター) ④クールボックス ⑤リアラダー ⑥電動ウィンチ ⑦ルーフラック
①~③に関しては車業界の方であれば比較的知られている基本装備になりますが、④~⑥は、非常に大きな金額差が出る場合もあります。
番外編として、横滑り防止、自動緊急通報装置がついてないと輸出できない国も存在します。
その他に製造年の経過年数(登録年月日や車台番号の範囲)や車両状態(下廻りのサビやボディのキズ、凹み)、排ガス規制などによっても価格の大きな変動がありますのいで、輸出向きの良し悪しを判断する場合、オートオークション相場で高い値段が入っている車両と安い車両の違いをしっかりと見比べるのも有効な判断材料となります。