かつて「一家に1台」と言われた時代がありました。2020年3月末現在の国内乗用車保有台数は61,584,939台、世帯数が59,071,519世帯となりますので1世帯当たり1.043台となり、現在も一家に1台以上を継続しています。
では、「一家に1台」になったのはいつ頃なのでしょうか?答えは、「1996年」に自動車保有台数が世帯数を上回りました。以後、自動車保有台数が世帯数を上回り続けています。
どこの地域が一番車を持ってる?
自動車検査登録情報協会のデータ(【表1】)によれば乗用車台数のみでみるとトヨタ自動車の本社がある愛知県が約420万台でダントツでトップです。2~5位までは関東地域が占めています。
ちなみに最も保有台数が少ない県は、鳥取県で約34万台で愛知県の実に12/1になります。
1世帯当たり一番車を持っている地域は?
1世帯あたりで一番車を保有しているのは福井県の1.727台です。(【表2】)福井県は実は持ち家率が高く、2018年の統計値(総務省統計局「社会生活統計指標-都道府県の指標-2020」)では3位にランクイン、 持ち家住宅の延べ面積(1住宅当たり) は全国2位となっており、こういった背景も関係しているかもしれません。
2位は同じ北陸の富山県です。富山県も持ち家率では全国2位、 持ち家住宅の延べ面積(1住宅当たり) は全国1位と福井県と同じく上位にランクインしています。
1世帯当たりもっとも保有台数が少ない県は、1位東京都、2位大阪府、3位神奈川県、4位京都府、5位兵庫県と首都圏、関西圏に集中しています。