半導体・部品不足改善で2018年以来の前年超えに!!
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した12月の新車登録台数は、前年同月比5.4%増、362,839台で16ヶ月連続でプラスとなっています。(表1)
2023年間においても2018年以来となる5年ぶりの前年超えとなる477万9千台(前年比13.8%増)、2020年から半導体不足や部品供給遅れなどにより新車生産に制約がかかり、新車販売台数が低下、2020年には500万台を割り込む459万台に2021-22年は400万台まで低下と低水準が続きました。
2023年は年間と通して台数が回復したものの12月単月では登録車・軽含め5.4%増に留まり、台数の伸び率は鈍化しつつあります。
ダイハツの不正発覚により12月下旬から出荷停止となったことで新車市場への影響は今後更に強まる可能性が高いです。
12月の登録車は前年同月比11.1%増の232,320台で12ヶ月連続プラスとなっています。
登録車ランキングではトヨタ車が15位中、10車種がトヨタ車となっており、相変わらずトヨタ車の占める割合は多いです。
1~4位までは5ヶ月連続で同じ車種がランクインしており1位のトヨタ「ヤリス」は12ヶ月連続で首位をキープ、2位のトヨタ「カローラ」は7ヶ月連続、3位のトヨタ「シエンタ」は前月4位から順位を上げています。
上位ランクイン車種が前年を超える台数結果となっている中、9位日産「ノート」、11位トヨタ「アクア」、14位トヨタ「ノア」は前年同月比を下回っています。
12月の軽自動車は前年同月比3.5%減の130,519台で4ヶ月ぶりにマイナスとなっています。
ダイハツの不正発覚により12月下旬から完成車の出荷停止が響き、今後はランキングの変動の可能性が大きいと思われます。
軽自動車においても1~4位まで7月から同じ車種となっており1位のホンダ「N-BOX」は19ヶ月連続首位を維持、3位スズキ「スペーシア」、4位スズキ「ハスラー」は前年同月10%以上の台数となりました。
8位ダイハツ「ムーヴ」、9位スズキ「ワゴンR」、14位ホンダ「N-WGN」など所謂「ハイトワゴン」の前年同月比での減少が目立ちました。