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【9月の国内新車販売台数動向】新車販売台数は12ヶ月連続マイナスに

5月を底に4ヶ月連続改善

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した9月の新車登録台数は、前年同月比14.3%減、469,405台と12ヶ月連続でマイナスとなりました。(表1)

昨年9月は翌月10月から消費税増税の影響により「駆け込み需要」が強まりました。10月以降は増税の影響により需要が低迷、前年を下回る登録台数を更新し続け、新型コロナウィルスの影響により3月から大幅に下落、5月には前年同月比マイナス44.9%を記録しました。そこから徐々に回復傾向となってきています。

前年同月比では、12ヶ月連続のマイナスとなっていますが、2019年8-9月に関しては、「増税前の特需」であったことを考慮すると来月10月には、前年同月比を上回る可能性が出てきました。また、現場でも納車待ちが増加している話も多く出てきています。

 

9月の登録車は前年同月比15.6%減少の293,520台で12ヶ月連続の前年割れとなりました。

前月から2.9%の改善が見られ、昨年の9月は駆け込み需要で販売台数が大幅に伸びていることから例年の水準近くまで回復していると言えます。

車種別ランキングでは1~5位までトヨタ車となっており、1位のトヨタ「ヤリス」は8月31日に発表となった「ヤリスクロス」が台数に加わり2万台を超える台数を記録しました。2位のトヨタ「カローラ」、4位のトヨタ「アルファード」、6月にフルモデルチェンジした5位のトヨタ「ハリアー」は、4ヶ月連続の前年越えと販売好調となっています。

 

9月の軽自動車は、前年同月比12.1%減の176,185台で登録車同様、12ヶ月連続前年割れとなりました。

前月から改善幅は若干落ちていますが、2019年8月は登録車以上に増税前の駆け込み需要が大きく、販売台数が伸びたことを考慮すると軽自動車においても例年並みに回復していると感じられます。

ホンダ「N-BOX」は、10ヶ月連続首位を維持していますが、前年同月比の34.6%減と減少幅が拡大しています。4ヶ月連続2位をキープしているスズキ「スペーシア」は、前年同月とほぼ同じ台数となっています。3位ダイハツ「タント」は前年45.6%マイナスとなっていますが8月の動きと同じくフルモデルチェンジと駆け込み需要により、前年同月比での減少幅が大きくなっています。前年同月比での減少幅が大きくなっています。

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