2021年4月23日発売
2021年4月22日、本田技研工業は新型「ヴェゼル」を発表、23日から発売を開始しました。
3月11日から先行予約を開始し、月販計画500台に対してすでに事前受注は17,000台に達しています。
ヴェゼルは3代目フィットをベースに開発されたコンパクトSUVで2013年12月にデビューしました。発売から翌年には国内SUV新車登録販売台数1位を獲得、2014-16年3年連続SUV部門で販売台数1位を維持、2019年には3年ぶりに再びSUV新車販売台数1位を獲得したホンダの人気コンパクトSUVです。
今回、初となるフルモデルチェンジは、ハイブリッドモデルが2モーターシステムの「e:HEV(イー・エイチイーブイ)」となっており、事前受注の9割以上がハイブリッドモデルとなっています。
注目ポイント
①エクステリア
先代モデル同様、クーペ的なスタイルとなっていますがサイドのラインは水平基調のデザインになっており、「スリーク&ロングキャビン(滑らかで長い乗車スペースといった意)」を採用しています。
特にフロントデザインはよりシャープになったヘッドライト形状などにより、先代モデルと明らかに違います。
車体サイズは、全長やホイールベースは初代モデルとほぼ同様で、全幅は20mm広く、全高は25mm低くなっています。
※「e:HEV Z」「e:HEV PLaY」は全高1590mmです。
②インテリア
「かたまり感」のあるソリッドなフォルムと体の触れる部位には柔らかな触感と形状のパッドをあしらうなど強さと優しを兼ねた空間デザインとなっています。
ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」を先代と同様に採用、室内サイズは、室内長が先代より80mm伸びた新型では、後席の足元スペースを35mm拡大しています。
③快適装備
新世代コネクテッド技術「Honda CONNECT(ホンダコネクト)」は、スマートフォンで家からクルマのエアコンをONにできたり、お好みのアプリを車内でダウンロードすることや緊急時にオペレーターのサポートを受けることも可能です。
Low-Eガラスを採用した「パノラマルーフ」は、ほとんどの赤外線、紫外線を遮断します。
「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」は、Hondaスマートキーを持っていれば開扉だけでなく、閉扉までをハンズフリーで行うことができます。
④走行性能
e:HEVモデルでは、バッテリーのセル数を増やし、モーター出力を上げ、SUVにふさわしい走りとなっています。
ガソリンモデルは、直列4気筒DOHC 1.5リッター「L15Z」型エンジンを搭載、「フィット」で採用した新開発のCVTに対してギヤのローレシオ化を図る最適化を行ない、発進時はスムーズで扱いやすく、加速時にはリニアで爽快な加速フィールが感じられるよう改良が加えられました。
⑤安全性能
最新の予防安全装備「ホンダセンシング」は全タイプ標準装備になります。
視野範囲を向上させたフロントワイドビューカメラ、高速画像処理チップ、近距離障害検知前後ソナーセンサーの採用により、機能を大幅に向上しています。