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【12月の国内新車販売台数動向】6ヶ月連続前年同月マイナス、徐々に生産は回復へ

年間台数は4年連続マイナス

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した12月の新車登録台数は、前年同月比11.4%減、336,442台6ヶ月連続マイナスとなっています。(表1)

半導体不足や東南アジアのコロナウィルス感染再拡大による部品供給停滞は未だ解消されていないものの11月に比べ「減少幅」は縮小しています。

生産問題が表面化したのが8月頃からで9月の月間台数は前年同月比32.2%減、10月は31.3%減、11月は14.3%減、12月は11.4%減と縮小が進んでおり徐々に販売台数が回復してきています。

年間では4,448,288台(速報値)、前年比96.7%と3.3%減少の微減となっていますが前年割れ4年連続で500万台を2年連続で割り込んでおり、2011年の東日本大震災時の約421万台に次いで少ない台数となっています。

4年連続で新車登録台数が大幅に減少し、新車から発生する中古車(下取車・買取車)も流通台数が減少、中古車の価格高騰が更に目立ってきており、従来の価格帯(相場)に戻るのは当分に時間がかかるでしょう。

 

12月の登録車は前年同月比10.2%減の218,782台で4ヶ月連続前年割れとなりました。

登録車ランキングでは11月同様10位中、7台がトヨタ車のランクイン、一人勝ち状態は継続しています。1位は11月2位だったトヨタ「ヤリス」が再び首位に返り咲いており、「ヤリスクロス」の販売が好調。2位のトヨタ「カローラ」、3位のトヨタ「ルーミー」、4位トヨタ「アクア」、5位日産「ノート」、10位ホンダ「ヴェゼル」が大幅に前年超え、15位のマツダ「CX-5」は11月の登録車ランキング50位圏外から大幅に順位を上げています。

 

12月の軽自動車は前年同月比13.6%減少の117,660台で7ヶ月連続前年同月割れとなっています。

1位は前年同月とほぼ同数だったホンダ「N-BOX」が2ヶ月連続で首位を維持しています。2位においても11月と同じくダイハツ「タント」がランクイン、前年同月111.2%の台数まで回復して来ています。ダイハツ「ムーヴ」は先月6位から順位を上げ3位に、4位スズキ「ワゴンR」は9月に発売となった「ワゴンRスマイル」の販売が好調です。

11月に軽自動車ランキング4位であった日産「ルークス」はエアバッグの不具合で販売・生産・出荷が停止となり12月の台数はわずか269台に留まりました。

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