前回は来店前にネット上で「優良店」を判断するチェックポイントを5つ紹介しました。
次に候補を絞った店舗に出向き、車を見たり、試乗したりして契約する前段階になります。ここまでくると購入に対する温度(購入意欲)もだいぶ上がってきている状況だと思いますのでより冷静な判断が重要になってきます。
そこで今回は来店した時のチェックポイントを3つご紹介していきたいと思います。
【チェックポイント1】店前、展示場、店内はキレイか?
店舗全体が清潔、クリンリネスは行き届いているか?どの業態でも店舗がキレイするのは当然のことです。
建物が古くても清掃が行き届いている店舗は、長くその地域で営業できているお店ですので信頼できます。
同じくトイレ、店内、商談テーブルの整理整頓など当たり前のことが当たり前にできているということは、車両の管理やメンテナンス、納車までのスケジュール管理や連絡、購入後の定期メンテナンスの連絡、故障時などの対応もきちんとしてくれるはずです。
逆に言えば店舗がキレイに保たれていないようであれば、いくら車の見た目が良くてもいろいろと心配になります。
【チェックポイント2】展示車のチェック
目星をつけている車があれば当然、その車を見るはずです。
まずは外装の傷や凹、タイヤの残り溝、エンジンルーム、車内の状態や臭いがキレイに清掃されているかチェックしてみましょう。
キレイな車はハズレが少なく、汚い車には機関系など調子が悪い傾向があります。
キレイな車は、前オーナーが大切に乗っていたという証でもあるので油脂関連の定期メンテナンスもしっかり行われていた可能性が高いです。
一方、汚い車は前オーナーが大切に乗っていたとは考えにくい車です。これは距離が少なければ少ないほどメンテナンスがおろそかになっている傾向があります。
筆者も長らく中古車の仕入れをやってきましたが走行距離が多いキレイな車ほど機関系など調子が良い傾向にあり、車歴に対して著しく走行が少ない車は、メンテナンスが悪い車両の確立が想像以上に多い傾向にあります。
次に「鑑定書」がついているかを確認しましょう。
「鑑定書」は修復歴の有無、実走行などが第三者機関にて証明されている書面です。鑑定書にはその他に板金や交換歴の記号が記されており、一般の方が車を見て分からない箇所もプロの目で客観的にみた修理箇所も鑑定書に記されています。修理されていることは決して悪いことではなく、むしろ鑑定書で記されている場合は正直に申告している、自信をもって申告できるというあらわれでもあります。キレイな車、鑑定書がついているお店で購入することをお勧めします。
【チェックポイント3】試乗ができるか?
試乗ができるかとうかとても重要なポイントです。
運転のしやすさはもちろんのこと走行時の異音や調子の良し悪しも直接確認できます。仮にちょっとした不具合があったとしても納車前に整備してもらうこともできます。
優良であれば店舗スタッフから試乗を勧めてくるのが一般的です。なのでこちらから申し出なくとも試乗を勧めてくるれるかも判断材料の1つとなります。一方で試乗をしたいと言ってもなんらかの理由をつけて試乗させてもらえない店舗もあります。調子が悪いのがバレるのが嫌だったり、面倒くさいからだったりとどちらにしろ問題があります。面倒くささがみえるようであば契約後、納車後も不安が残ります。
次回は、スタッフの対応・商談時のチェックポイントを紹介していきます。