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【7月の国内新車販売台数動向】13ヶ月連続前年同月マイナスも減少幅は縮まる

 

前年同月比7.4%減、軽自動車は14ヶ月ぶりにプラス

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した7月の新車登録台数は、前年同月比7.4%減、349,335台で13ヶ月連続マイナスとなっています。(表1)

部品供給不足による生産遅れが続き1年以上前年当月割れが続いていますが前年同月の落ち込みが大きかった反動もあり軽自動車はプラス、全体の減少幅は1桁まで縮小しています。ただし、新車の受注停止や注文取消しなども発生しており、新車供給の回復にはまだまだ時間を要すると思われます。

 

7月の登録車は前年同月比13.4%減の214,134台で11ヶ月連続前年割れとなりました。

登録車ランキングでは10位中、5車種がトヨタ車となっていますが6月が10位中6車種、5月は10位中8車種だったのでトヨタ車の割合が減少してきています。

1位のトヨタ「ヤリス」は3ヶ月連続で首位をキープしていますが台数は80.5%と3ヶ月連続で前年割れとなっています。2位のトヨタ「カローラ」も3ヶ月連続で順位をキープしています。3位は日産「ノート」が2ヶ月連続で前年同月比を超えランクイン、4位には大幅前年割れとなっているトヨタ「ルーミー」、ミニバン勢では6位の日産「セレナ」は14位から浮上、8位のホンダ「ステップワゴン」も15位から浮上しています。

 

7月の軽自動車は前年同月比3.8%増の135,201台、14ヶ月ぶりに前年同月比プラスとなりました。

1位にはホンダ「N-BOX」が2ヶ月連続首位をキープ、前年同月とほぼ同数の届出となっています。2位はフルモデルチェンジとなったムーヴキャンバスの効果もあり、ダイハツ「ムーヴ」が6月3位から順位を上げています。3位は大幅前年割れとなったスズキ「スペーシア」が6月2位から後退しています。注目の日産「サクラ」が13位にランクイン、電気自動車が軽自動車ランキング15位以内に入ったのは今回が初めてです。

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