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【8月の国内新車販売台数動向】増税前としては微増の6.7%のプラス

2ヶ月連続プラス、しかし、駆け込み期待弱

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した8月の新車販売台数は、前年同月比106.7%、388,600台と2ヶ月連続のプラスとなりました。(表1)

8月の登録車は前年同月4.0%増加の242,718台で2ヶ月連続のプラスとなりました。

7月3位であったトヨタ「シエンタ」がミニバン初の1位獲得、その他、モデルチェンジした「RAV4」や「プリウス」「ルーミー」「タンク」「ヴォクシー」「アルファード」が伸びました。日産は、8月1日にマイナーチェンジを実施した「セレナ」が7月からの先行受注もあり、好調な売れ行きですが昨年12月から9ヶ月減少が続いています。ホンダは、5月に一部改良となった「シャトル」が好調で5ヶ月連続プラスとなりました。

軽自動車は、前年同月比11.5%増の145,882台、3ヶ月ぶりのプラスとなりました。

ホンダの「N-BOX」は24ヶ月連続で1位、7月にフルモデルチェンジとなった「N-WGN」も6位に浮上、ホンダ全体で25.9%増と大きく伸びました。ダイハツは、7月にフルモデルチェンジとなった「タント」が前年同月比173.3%と好調、全体でも16.5%増となり5ヶ月連続シェアトップとなりました。スズキは完成検査体制の立て直しにより生産が減少していることから前年同月92.9%と減少傾向が続いています。(表2)

10月からの消費増税を控えた駆け込みに対する販売の上昇幅は、あまりないと予想されます。自動車税制変更などの効果により増税前後の需要が平準化する動きが強いと思われます。

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