1月の登録台数、6.8%増
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した1月の新車登録台数は、前年同月比6.8%増、384,442台と4ヶ月連続にプラスとなっています。(表1)
2020年10月から4月連続前年同月比がプラスとなっており、消費税増税後の水準を上回る台数まで回復してきました。2021年1月7日に2度目となる緊急事態宣言が再発令となりましたが、前回のような営業活動や生産への影響は少ないと見れます。
ただし、昨年10月からの増加の幅は縮小傾向になりつつありますのでこれから大きな新車登録台数の増減は考えにくいでしょう。
1月の登録車は前年同月比6.8%増加の236,592台で4ヶ月連続前年超えとなっています。
登録車ランキングでは、トヨタ車が6ヶ月連続で1~5位まで独占を維持しています。1位のトヨタ「ヤリス」は7ヶ月連続首位を維持、9月にマイナーチェンジしタンクと統合したトヨタ「ルーミー」が2位に浮上しています。3位には高価格帯のトヨタ「アルファード」がランクインしました。6位には12月にフルモデルチェンジした日産「ノート」が先月11位から大幅に順位を上げています。2020年の年間ランキング42位のスバル「レヴォーグ」が10月のフルモデルチェンジから一気に14位まで順位上げています。
1月の軽自動車は、前年同月比6.6%増加の147,850台で登録車同様、4ヶ月連続前年超えとなっています。
1位のホンダ「N-BOX」は14ヶ月連続首位を維持、12月末にマイナーチェンジを行いましたが登録台数は前年比86.4%と大幅減となりました。1~7位までは先月と同じ順位、1~6位は2ヶ月連続同じ順位となっております。2位のスズキ「スペーシア」、6位のスズキ「ハスラー」は前年越えとなっていますが、3位ダイハツ「タント」、4位ダイハツ「ムーヴ」、7位ダイハツ「ミラ」は微減ですが前年割れとなっています。