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【2月の国内新車販売台数動向】8ヶ月連続前年同月マイナス、マイナス幅再拡大

月次(2月)では過去もっとも低水準に。。。

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した2月の新車登録台数は、前年同月比18.0%減、354,668台で8ヶ月連続マイナスとなっています。(表1)

昨年11月頃から徐々に「減少幅」が縮まってきたかのように思えましたが今年に入り「減少幅」は再び拡大、2月は更に大きくなっています。

2月においても世界的な半導体不足が続いているほか、国内においても新型コロナウィルスの拡大によって各メーカー、工場稼働停止や生産調整を余儀なくされていることが影響しており、3月以降も新車供給量の回復は見込めないと思われます。

長らく続いているメーカーの生産調整は2月の月次としては「リーマンショック」時の2009年2月の380,582台を下回るもっとも低い台数となっています。

 

2月の登録車は前年同月比18.6%減の218,782台6ヶ月連続前年割れとなりました。

登録車ランキングでは1月同様に10位中、6台がトヨタ車となっており、1位となったトヨタ「カローラ」は3ヶ月ぶりに首位へ返り咲き、台数の約半数が「カローラクロス」となっています。車種の入れ替わりはあるもののトヨタは21ヶ月連続でトップ3を独占している状況です。3位の「ヤリス」は1月の工場停止が響いて昨年同月の約半数となっています。

12位のマツダ「CX-5」は、昨年12月に11月50位圏外から15位に浮上、1月20位まで後退しましたが再び浮上し前年同月比138.9%の台数となっています。

 

2月の軽自動車は前年同月比17.0%減少の140,969台、9ヶ月連続前年同月割れとなりました。

1位はホンダ「N-BOX」が4ヶ月連続維持、台数においても2ヶ月連続前年同月超えとなっています。2位には先月同様ダイハツ「タント」がランクイン、3位スズキ「スペーシア」は1月5位から浮上したものの台数は前年の半数以下となっています。

日産「ルークス」は昨年12月から出荷停止が響いておりランク圏外でしたが4位まで浮上しています。ただ台数は前年同月の6割程度となっています。

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