①ホンダ エレメント 2003年4月~2005年12月
当時の若い世代向けに開発されたエレメントは地上高が高く室内空間も広くとったミニバンとSUVのクロスオーバーSUVとしてデビュー、バンパーやフェンダー、サイドステップなどは無塗装の樹脂素材となっており、近年人気のスタイルを先取りしていました。
アメリカでは2002年~2011年まで販売されていたものの日本ではわずか2年足らずで販売終了となりました。似たようなコンセプトのトヨタFJクルーザー(ミニバンとSUVのクロスオーバー、観音開きなど)よりも約20年前にデビューしていたことを考えると本当に早くデビューしすぎたなと感じる車です。中古車は2年ほどしか新車販売しなかったこともあり良質なタマは非常に少ない状態で10万㌔超えの物件でも100万台後半を超える値付けも多く、良質車においては250万近い値が付いている車両もあります。
②ホンダ クロスロード 2007年2月~2010年8月
車名は1993年に発売されたモデルにも使用されていますがここでは2003年モデルを指しています。コンパクトサイズ(全長4,300mm、全幅1,755mm)でありながら3列シートを有する7人乗り、現在、日本で人気が高いコンパクトSUVと同サイズでしたが販売不振のため、わずか3年8ヶ月で販売終了しました。
中古車も流通台数はわりと多い方に分類されますが良質な物件は200万を超えてきます。
③ホンダ MDX 2007年2月~2010年8月
ホンダの北米ブランド「アキュラ」から発売された「MDX」は初代のみカナダからの輸入で日本でも3年ほど販売されていました。もともと北米市場をメインということもありミドルサイズSUVとされいますが全長4790mm×全幅1955mm×全高1820mmと日本では大きすぎることから短期間で販売が終了してしまったと言われています。
販売期間中の新車登録台数はわずか1,502台で販売当時からなかなか街で見る機会の少ない車でした。中古車流通台数も極めて少ないですが価格はそれほど高くない値段がつけられています。
④いすゞ ビークロス 1997年4月~1999年2月
スペシャリティカーとSUVを融合したクロスオーバーSUV、クーペSUVとも言える奇抜なデザインのビークロスもデビューが早すぎた1台といえます。
当時ではまだ珍しかったバックカメラを標準装備で全長4130mm×全幅1790mm×全高1710mmとコンパクトなボディでありながら3.2L V型6気筒エンジンを搭載、いすゞでは珍しく「ガソリン」のみの設定でした。
ビークロスもわずか2年足らずで販売終了となりましたのでとにかく中古のタマが少なく、走行15万㌔超える車両もあります。中には300万を超える物件も存在します。