前年同月比18.1%減、軽自動車は20%を超える減少
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した5月の新車登録台数は、前年同月比18.1%減、261,433台で11ヶ月連続マイナスとなっています。(表1)
2桁以上の前年同月割れは昨年9月から9ヶ月連続となっており登録車は、月次で過去3番に低い数字で軽自動車は減少幅20%を超える深刻な状況となっています。
生産台数の低調傾向が深刻化する一方で各ディーラーが抱える受注台数は更に積みあがっている状態となっており、長期化している納期への改善はまだまだ見えてこない状況です。
5月の登録車は前年同月比16.7%減の161,354台で9ヶ月連続前年割れとなりました。
登録車ランキングでは10位中、8台をトヨタ車が占めており依然としてトヨタ車の強さが目立っています。
1位のトヨタ「ヤリス」は前年同月比74.4%ながら4月2位から再び浮上し首位に返り咲いています。2位のトヨタ「カローラ」は4月3位から浮上、前年同月比125.8%の台数となっています。4位のホンダ「フリード」は4月の8位から順位を上げ、台数も前年同月比153.0%となっています。
5月の軽自動車は前年同月比20.3%減少の100,079台、12ヶ月連続前年同月割れとなりました。
1位は僅差でスズキ「スペーシア」がデビューから初の軽自動車ランキング首位を獲得しています。2位へ後退したホンダ「N-BOX」は前年同月39.3%減が響き、6ヶ月ぶりに首位の座を明け渡しています。
前年同月比を上回ったのは、ランキング10位中、5位のスズキ「ワゴンR」が148.8%、7位のダイハツ「ミラ」が106.8%、10位のスズキ「ジムニー」が114.7%の3車種のみとなっています。