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【4月の国内新車販売台数動向】10ヶ月連続前年同月マイナス、低水準続く

前年同月比14.4%減、2桁マイナス継続

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した4月の新車登録台数は、前年同月比14.4%減、299,620台で10ヶ月連続マイナスとなっています。(表1)

2桁以上の前年割れは昨年9月から8ヶ月連続となっており、新車供給量が足らず登録・届け出の台数が伸びていない状況が続いています。

月次ではコロナ禍で大幅に減少した2020年4月に次ぐ台数となっており、半導体不足などの部品供給の遅れなどで各メーカー、生産調整が響きました。

マイナス幅は2021年9月の32.2%減をピークに徐々に縮小してきたものの2月に18.0%に再拡大、3-4月とマイナス幅自体は改善してきているものの新車供給不足の深刻な状況が長らく続いています。

 

4月の登録車は前年同月比15.0%減の178,761台で8ヶ月連続前年割れとなりました。

登録車ランキングでは15位中、11台がトヨタ車となっており、更にトヨタ車の強さが際立っています。

1位のトヨタ「ルーミー」は前年同月比91.3%ながら登録車ランキングで初のトップとなっております。2位となったトヨタ「ヤリス」は登録台数が前年同月の約半数となったこともあり3月トップから後退しています。3位はトヨタ「カローラ」で登録車ランキングトップ3をトヨタ車が23ヶ月連続で占めています。

 

4月の軽自動車は前年同月比13.4%減少の120,859台、11ヶ月連続前年同月割れとなりました。

1位はホンダ「N-BOX」が6ヶ月連続維持していますが前年同月7.7%台数が減少していますが軽自動車で唯一の1万台超えとなっています。2位には先月3位から順位を上げスズキ「スペーシア」がランクイン、3位にはダイハツ「タント」と各メーカーのスーパーハイトワゴンとなっています。

ランキング15位中、前年同月の台数を上回ったのは6位のダイハツ「ミラ」、8位のスズキ「ワゴンR」、10位のダイハツ「タフト」の3車種だけでした。

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