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【12月の国内新車販売台数動向】4ヶ月連続微増ながら前年同月比プラスに

2022年新車販売台数420万台、2011年東日本大震災を下回る低水準に

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した12月の新車登録台数は、前年同月比2.4%増、344,365台で4ヶ月連続でプラスとなっています。(表1)

2022年の登録台数は4,201,321台で前年同月5.6%減となり4年連続で前年マイナス、世界的な半導体不足が長期化し、各メーカー、減産や工場の休止などにより納期長期化が影響しました。

2011年東日本震災で大きく新車販売が落ち込んだ4,210,219台を下回り、統計上1977年以来45年ぶりの低水準となりました。

 

12月の登録車は前年同月比4.4%減の209,090台で4ヶ月ぶりのマイナスとなっています。

登録車のランキングではトヨタ車が15位中、8車種と11月から1車種減少しています。

1位はトヨタ「カローラ」が11月の3位から浮上、11か月ぶりの首位となっていますが前年同月比94.6%と減少、2位は11月まで7ヶ月連続首位を維持していたトヨタ「ヤリス」がランクイン、前年同月比66.2%と大幅現象しました。3位トヨタ「シエンタ」は11月から順位を上げ、前年同月比270.6%の販売台数を記録しています。トヨタ勢は5位「ヴォクシー」、7位「アクア」、9位「ヴォクシー」、13位「アルファード」などが前年同月比を割り込んでいます。

 

12月の軽自動車は前年同月比15.0%増の135,275台で4ヶ月連続のプラスとなっています。

1~5位まで11月の順位と変動ないランキングとなっています。

1位はホンダ「N-BOX」が7ヶ月連続首位をキープ、前年同月比1124.7%、16,760台の販売台数となっています。上位の中で5位のスズキ「ワゴンR」が前年同月比97.8%と下回りました。6位の日産「ルークス」は昨年11月にエアバッグの不具合で販売・生産・出荷が停止となり12月の台数はわずか269台だったこともあり前年同月比は大幅に増加となりました。

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