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【2月の国内新車販売台数動向】ダイハツ不正の影響で激減!?

月次では過去最低台数に。。。

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した2月の新車登録台数は、前年同月比19.2%減、334,816台で2ヶ月連続でにマイナスとなっています。(表1)

1月はダイハツ車の出荷停止の影響が広がり、17ヶ月ぶりのマイナスに転じましたが2月は更に下げ幅6.8%悪化しており2月の月次では、2022年2月に記録した354,668台を下回る過去もっとも少ない台数まで落ち込みました。

ダイハツからOEM(相手先ブランドによる生産)供給を受けるトヨタ自動車やスバルの販売にも影響が波及しており、ランキング上位の常連だったルーミーが扱えず全体に影響しました。

ただ、2月中旬よりダイハツ工業は完成車の生産が再開しており、受注停止車種は残るものの今後は生産再開車種が増えることから徐々に回復が見込まれます。

 

2月の登録車は前年同月比16.0%減の226,769台、2ヶ月連続でマイナスとなっています。

登録車ランキングではトヨタ車が15位中、8車種となっており1月から1車種減少、ダイハツの不正問題の影響がトヨタ車にも出てきており、ランキングにも変動が見られます。

1位はトヨタ「カローラ」、2位はトヨタ「ヤリス」と1月と同じランキングとなっています。3位には日産「ノート」が1月5位から浮上、昨年3月以来のベスト3にランキングしました。5位ホンダ「ヴェゼル」、10位ホンダ「ステップワゴン」は2車種とも前年同月比大幅増加となっています。

 

2月の軽自動車は前年同月比24.7%減の118,047台で3ヶ月連続マイナスとなっています。

ダイハツ不正問題の影響は大きく、ランキングにおいても変動しています。

2023年10月にフルモデルチェンジしたホンダ「N-BOX」は21ヶ月連続首位を維持していますが前年同月比15.8%減となっています。2023年5月に発売した三菱「デリカミニ」はデビュー以来、販売が好調で2月も7位となっています。

ダイハツ車は「タント」が12位、「ミラ」が14位とランキング10位圏外となっています。

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