新車リース「ニコノリ」のメリットとデメリットとは？【泉水貴光】

こんにちは、MICの泉水です。
MICでは、全国加盟店様への個人向け新車リース「定額ニコノリパック」（以下ニコノリ）のプロモーション活動でのお客様商談・導入研修といった販売のお手伝いをさせていただいております。
また、私自身も年間を通じて、定額ニコノリパックのお客様商談を500件近く商談のお手伝いをさせていただいております。

私の連載では、お客様からのご利用中のお客様からの素朴な疑問やご質問の中から皆様に「お役に立ちそうな」質問を定期的にお知らせさせていただきます。

今回の1弾では最近多くのお客様からご質問をいただく
【個人向け新車リース「定額ニコノリパック」のメリット・デメリットとは？】
についてご案内いたします。

ニコノリのメリット

まずは、ニコノリのメリットをご紹介していきます。

メリット1：月ごとの支払額が安く、定額なのでやりくりしやすい
ニコノリは、月ごとの支払額が安く、ローンと違って月々の支払いが一定（定額）です。
ローンで購入する場合は税金、手数料、頭金などを用意する必要があり、購入後も点検・整備代、自賠責保険料、税金が発生します。
リース料とガソリン代だけ支払っていればその他の費用は発生しません。
契約時に決められた金額を月ごとに支払うだけなので、出費の計画が立てやすいのです。
安定した価格で車を利用したい人にとっては大きなメリットといえます。

メリット2：車検・修理・税金などの手間はかからない
ニコノリは、車検、修理費、税金などの手間をリース会社に任せることができます。
車を所有すると、修理ひとつ取っても業者選び、見積もり、スケジュール調整、車の持ち込みや引取り、代金の支払いなどが発生して大変です。
ニコノリなら支払額に全て含まれているため、手間がかかることは全てリース会社が行ってくれます。
時間がなく忙しい人や複数の車両を所有したい人は、ニコノリの利用が便利です。

メリット3：グレードやオプションをお客様が自由に選べる
ニコノリは新車ですので、グレードやオプションを選べるというメリットもあります。
中古車を購入する場合は在庫の中から選ぶので、グレードやオプションで妥協しないといけない部分があります。
新車を買うのと同様に、メーカーが取り扱っている豊富なグレードやオプションから好きなものを選ぶことが可能です。
好きな車に好きな条件で乗りたい人にとっては、大きなメリットといえます。

ニコノリのデメリット（注意点）

ニコノリはメリットばかりではありません。お客様へご案内するにあたって、知っておくべきデメリットや、いくつかの注意点があります。

デメリット1：支払総額は一括購入するより高い
最終的な支払総額が、購入する場合と比べて高くなってしまうことがカーリースのデメリットです。
ニコノリは一般的なカーリースと同じく金利が発生するため、月々の支払いが安くても支払総額は車を購入した場合より高くなってしまいます。
金利は、契約期間中の税金やメンテナンスにもかかっています。
つまり最終的に購入を考えているなら、安く買える一括払い良いケースもあります
ある程度の予算があり、少しでも安く車を買いたいという人にとっては、ニコノリはデメリットが大きいと言えます。

デメリット2：距離制限がある
距離制限があることも、ニコノリを利用するうえでの大きなデメリットといえます。
カーリースでは、契約時に走行する距離の上限が決められます。
走行距離が少ない車は価値が下がりにくいので、上限の走行距離を短くしたほうがリース料は安くなります。
逆に走行距離を長く設定すれば、月々の支払いが増えてしまいローンのほうが安くなってしう場合もあります。

デメリット3：中途解約ができない（違約金がかかる可能性が高い）
ニコノリでは、中途解約は原則としてできません。
どうしても中途解約をしなければならない場合には契約金がかかってしまう可能性があります。
（違約金は解約時点での車の価値や残リース料などにより決まります）
なので、契約期間中に車が不要になる可能性がある方にはニコノリは不向きとなります。